急遽代役出演決定！日本が誇る若き俊英チェリスト・上野通明

2021年8月28日（土）午後2:00開演　神奈川県民ホール
華麗なるコンチェルトシリーズ2021特別版
《チャイコフスキー３大協奏曲》

8/28に予定している「チャイコフスキー３大協奏曲」で、チェリストのアナスタシア・コベキナの来日が新型コロナによる渡航制限で不可能となってしまいましたが（楽しみにされていた方、誠に申し訳ございません）、その代役として出演を快諾してくれた上野通明（うえのみちあき）のような素晴らしい若手を皆様にご紹介できることになったのは、音楽事業者冥利に尽きるところ！

上野通明は1995年パラグアイ生まれ、育ちはスペインの国際派。2009年の若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール、2014年ブラームス国際コンクールでの優勝で世界的に知られるようになしました。

彼の演奏の特色は、なんといっても「楽器との一体感」でしょう。美しさすら感じるほどのその水準は、上野が若くしてどれほど濃密な時間を楽器とともに過ごしてきたのか、端的に表していると言えるのではないでしょうか。究極とも言える楽器との同化から生み出される音楽はまさに自由自在で、音楽を楽しむ様子がストレートに伝わり聴衆も笑顔になってしまうような、本当に素敵なチェリストです。

今回はそんな彼に加えて、チャイコフスキー優勝＆最高位の上原彩子＆川久保賜紀が登場。日本音楽界のレベルもここまで来たか！と思える公演になること間違いなしの、注目公演です！

上野通明（チェロ）プロフィール

パラグアイに生まれ、幼少期をスペイン、バルセロナで過ごす。第6 回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際音楽コンクールに13 歳で日本人初の優勝。第6 回ルーマニア国際音楽コンクール最年少第1 位、ルーマニア大使館賞、ルーマニアラジオ文化局賞を併せて受賞、第21回ヨハネス・ブラームス国際コンクール優勝、第11 回ヴィトルト・ルトスワフスキ国際チェロコンクール第2 位。これまでにソリストとしてワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、ロシア交響楽団、ジリナ国立室内管弦楽団、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団等、国内外のオーケストラと多数共演。

テレビ朝日「題名のない音楽会」、NHKBS「クラシック倶楽部」、NHKFM「リサイタル・ノヴァ」等に出演。ジャンギャン・ケラス、ダニエル・ゼペック、ホセ・ガジャルド、堤剛、諏訪内晶子、伊藤恵等、著名なアーティストと共演し好評を博す。宗次エンジェル基金、江副記念リクルート財団奨学生。岩谷時子音楽文化振興財団よりFoundation for Youth、岩谷時子賞奨励賞、京都青山音楽賞新人賞受賞。

これまでに故馬場省一、イニャキ・エチェパレ各氏、桐朋学園大学SD 全額免除特待生として毛利伯郎氏に師事。2015 年よりピーター・ウィスペルウェイに招かれ渡独、彼の指導の下更なる研鑽を積み、主にヨーロッパと日本で積極的に演奏活動を行なっている。

使用楽器は1758 年製P.A.Testore( 宗次コレクション)